15、想い

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私には、二人を責めることなんて、出来ない。 小次郎くんの彼女でありながら、凌くんに惹かれていた事実は、消せない…。 今も。 そんな事は知らずに何時も優しい小次郎くん。 楽しくて仕方がないのは、事実…でも。 私は、和音が小次郎くんの家に泊まったと言う事実が許せないように…。 それ以上に、私が小次郎くんのことだけを見ていないということの方が…悪い。 和音が小次郎くんの家に泊まったわけは、他にもあったと知る。 海で、私が帰ったあと、りんちゃんと仲良くしていたらしい。 だから、私を心配した和音は、小次郎くんから話を聞きに言った… 和音の私を気遣う思い…、なのに、私は和音の好きな人にひかれてる。 そして彼女になりきれない私は、小次郎くんに申し訳ない思いで一杯になった。
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