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私は、小次郎くんに会いに行った。
いつもとは、違う私に彼の表情も真剣だった。
和音と話をした時点で彼も私がりんちゃんのことで、怒っていると思っていたのだろう。
私「ごめんなさい。やっぱり、付き合えない。甘えてばかりの自分が嫌だから・・・。今まで、ありがとう。楽しかった。」
私の精一杯の感謝の気持ちだった。
小次郎「わかったよ。でも、待ってるから・・・。彩が会いたくなったら
いつでも、行くからね。困ったときはいつでも、電話してよね。」
私「ごめんなさい。さよなら・・・。」
最後まで優しいね・・・。
その優しさが、とっても重かった。
小次郎くんを傷つけたことも辛かった。
小次郎くんを本当に好きだという人と幸せになってほしい。
けど、でも、これでもう二度と凌くんと遊んだり、会えないことのほうが悲しかった。
友達でいいから、側にいたかった。
ずるいね私・・・。
だから、これで良かったんだと…言い聞かせた。
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