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「では、出会いにカンパーイ」
私の肩にまわされた腕が気になる・・・やめて欲しい・・・。
でも、近くで見ると本当に良く似てる・・・。
こんなに似てる人がいるんだなぁ。
なんで、髪型までにてるんだか?(笑)
でも、全然違うね。話し方も、性格も・・・軽そう・・・品がないというか・・・
でも、似てる・・・本当に酔いが回ると間違えてしまいそう・・・。
さっきから、彼は話し続けてるけど、全然聞いていなかった・・・
ただ、顔を見ていた。
それだけで、嬉しかった。
「踊ってくる?」
私「いいよ。行ってきて・・・。なんか、疲れたから見てるわ。」
「見ててみぃ・・・」
自信、たっぷりに笑いフロアーへ。
やっと解放された…私は、安堵した。
ただ、さっきの彼を見ていた…
あら、上手かも・・・。
さすが、遊んでるっぽいだけあるなぁ・・・。
ふふんと自信たっぷりに笑うところ・・・。遠くを見るような表情も・・・凌くんと似ていた。
思い出させないでよ・・・
やっぱり、今日は帰ろう・・・。
席を立ち、歩き始めた。
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