17、出逢い

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直人とは、それきりあうことはなかった。 忘れない凌くんの存在。 連絡しようと思えばできたはず、でも、出来なかった。 時々見かけた凌くんは、私を見つけると笑顔で手を振っていた。 でも、私は、笑顔を返すことも出来なかった…。 幼すぎた私。 私は、普通に高校を卒業し、大学に行く。 凌くんは、東京の大学に進学したと聞いた。 和音とも時々✉をする位。和音は、新しい彼と一緒に暮らしていた。 私も何度か、恋をした。 ただ、いつもどこか、冷めている自分がいた。 本気になれない自分にイライラする。 いつか…きっと本気に誰かを好きになれるかな? ただ、心の奥にしまい込んだ恋心!! 忘れられない人がいた。
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