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私は、「あー疲れた。」と、伸びをして、バス停へ足早に歩いていた。
「彩。彩」誰かが呼ぶ声がする。
振り返ると小次郎と言ってた人がいた。
「和音に聞いたら、西町だっていうから、バス同じかなと思って、追いかけてきたんだ。俺、西岡町だからさ、一緒に帰ろう」
言われるままに並んで歩いた。
初めて会ったのに、前から友達だったように話ができて、男は苦手だったはずなのに、なんだか楽しかった。
バスを降りるときに「俺たちほとんど、毎日いるから、明日もおいでよね。まってるよ。」
と声を掛けられた。
私は、「ヒマだったらね。」と笑顔で手を振った。
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