番外編 店

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凌「彩…そろそろ帰るよ。」酔った私を気づかい話す。 私は、彼の言葉に従う。 凌「クラブに行くから、途中まで送るよ。」と一緒にエレベーターに乗り込んだ。 凌「彩…ありがとうね。綺麗になってたな。」 私「私に出来るのは、あんなことしかないもん。いっつも、お世話になってるのにね」 凌「ばぁーか。久しぶりに彩に会えて嬉しかったよ。」と髪のリボンをほどいた。 私「やだ!!気に入ってたのになぁ。」と、凌君の手にあるリボンを掴もうとして、彼の手を握ってしまった。 私は、彼が好きでたまらない。彼に触れたい。だけど、今の関係を壊したくない!! 私「凌君。」 凌「何?」 私「リボンちょうだい!!」 凌「こんなの?」 私「うん♪」 凌「嫌だ!!」 私「何で?」 エレベーターが一階に着いた。 凌君は私を引っ張り歩く…。 私「凌君、何処に行くの?ねぇ?凌君ってばぁ。」 私は、酔っていたから、足がもつれて、凌君に抱きかかえられるように歩いた。 ビルとビルの隙間…。 酔った私は、早歩きに息がきれる。 私「はぁ、はぁ。凌君?ちょっと待ってよ。」
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