番外編 店

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凌「ごめん…客居たから…。」と、ポツリと話す。 私「大変だね。」と苦笑いした。 凌「彩の髪、縛りたかったんだよ。」と、私に背中を向けさせた。 ゆっくり髪を指でといた彼は、髪を一つにまとめて、リボンを結んだ。 私は、酔ってるし、心臓はバグバグしていて、フラフラする。 彼は、私を自分の方に向ける。 そして、「似合うな」と笑った。 私「凌君。ごめんなさい…。私、酔ったみたい。」と、彼の胸にオデコを当てた。 凌君はそのまま、立ち竦んでいた。 本当は、嘘でいい。仕事でいい。 抱きしめて、欲しかった…。 凌「彩…」 名前を呼ばれて我に帰った!! 凌君は、クラブに行かなきゃならない!! 私「ごめんなさい!!仕事だったのに…。早く行こう♪」と彼の手を引っ張る。 凌「彩…。ごめんな。また、一緒に飲もうな。」と言いながら、歩き出した。 ごめんなさい…。 優しい貴方は、私を突き放せないよね。 でも、少しだけ。 もう少しだけ。 側に居させて…。 友達でいいから。
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