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約束の時間まで後5分、店の前に立っていた。
おかしくないかな?
あぁ。こんなことなら、もっと、早起きするんだった。
でも、もう来ちゃったから、仕方ないよね。
えい。カラーンと勢いよくドアをあけた。
なかには、20人近い人・・・。
「うわっ。」あまりの人に驚いて、立ち尽くす私に、奥のほうから、小次郎君がやってきた。
「みんな、一緒に行く人だから・・・ね。それにしても、私服になると余計に細くみえる。彩ならお姫様だっこで、階段、登れるわ。」
「人が気にしてるのに・・・。どうせ、褒めるトコは細いだけでしょ。」
と、微笑んだ。
「いや、マジかわいい。」
「ばーか。今更、遅いっちゅうの!」と、小次郎くんの背中をぽんと叩いた。
そんな風に、話せる男友達が新鮮だった!!
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