5、土曜日

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その中の一人が、話しかけてくる 「あーや。やっぱり、あーやだったんだね。覚えてない?俺のこと?」 「えーちゃん?なの?」 「そうそう。懐かしいねぇ。あーやは、相変わらずほそっこで、かわんないね。」 と微笑む。 小学校の時、同じクラスで家も近くて、よく遊んだえーちゃんだった。 2年生のときに転校してからあってなかったけど、 昔のままのふんわりとした感じ、色白の肌にすこし茶色い髪、お人形みたいな二重で大きい目、背が伸びて、声がすこし低くなってたけど、優しいゆったりとした話方は変わらない・・・。 「で、あーやは、凌とつきあってるの?」 と相変わらずゆっくりと話す。 「なんで、そうなるのよ?!」と、慌てる私・・・。 「だって、さっき手~つないで歩いてたよねぇー。なんか、服装も二人とも、黒だし・・・似合ってるなぁと思って見てたら、あーやで驚いた。 凌の毒牙にかかちゃったのかとね。」 と、笑う。 「英治、毒牙はないだろう・・・迷子のお嬢様、助けただけ。」 と、ウインクする凌くん。 するか、普通?! と私が驚いていると、 和音が、凌くんを引っ張って、踊りに行こうと誘っている。 他の人もフロアへ・・・。 小次郎君が、一緒に行こうと誘ってくれるけど、すこし見ていたいからと断って、眺めていた・・・。 彼らは、有名人らしい
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