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その中の一人が、話しかけてくる
「あーや。やっぱり、あーやだったんだね。覚えてない?俺のこと?」
「えーちゃん?なの?」
「そうそう。懐かしいねぇ。あーやは、相変わらずほそっこで、かわんないね。」
と微笑む。
小学校の時、同じクラスで家も近くて、よく遊んだえーちゃんだった。
2年生のときに転校してからあってなかったけど、
昔のままのふんわりとした感じ、色白の肌にすこし茶色い髪、お人形みたいな二重で大きい目、背が伸びて、声がすこし低くなってたけど、優しいゆったりとした話方は変わらない・・・。
「で、あーやは、凌とつきあってるの?」
と相変わらずゆっくりと話す。
「なんで、そうなるのよ?!」と、慌てる私・・・。
「だって、さっき手~つないで歩いてたよねぇー。なんか、服装も二人とも、黒だし・・・似合ってるなぁと思って見てたら、あーやで驚いた。
凌の毒牙にかかちゃったのかとね。」
と、笑う。
「英治、毒牙はないだろう・・・迷子のお嬢様、助けただけ。」
と、ウインクする凌くん。
するか、普通?!
と私が驚いていると、
和音が、凌くんを引っ張って、踊りに行こうと誘っている。
他の人もフロアへ・・・。
小次郎君が、一緒に行こうと誘ってくれるけど、すこし見ていたいからと断って、眺めていた・・・。
彼らは、有名人らしい
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