5、土曜日

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ここでも、 女の子に囲まれて話してる・・・ マズイ・・・ また、面倒なことになる・・・。 見ないように通り過ぎようとしたのに、 凌「彩、どうした?何かあったの?顔が真っ青だぞ。震えてるし・・・。」 と側に寄ってきた。 来ないで、 これ以上は近づかないで・・・ そんな私の願いとは裏腹に、そっと包み込むように私を抱く。 「なんか、言われたんだろう?俺たちと居たから・・・。」 「なんでもない。だから、離して・・・。」 ふいに、抱かれた驚きと、安心感に力が抜ける・・・ 涙が流れた・・・。 そのまま、私を抱きかかえて歩き出す凌くん。 私「重いでしょ。歩けるから大丈夫だよ・・・。」 「遠慮しなくても、大丈夫。こんなに軽い女抱いたことないかも・・・」 と、笑っていた。 そっと、椅子に降ろしてくれた。 その様子をみていたであろう和音が慌ててやってきた。
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