5、土曜日

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どこかで見たことあるかも、 あ、昨日、小次郎くんに告白してた子の友達・・・ 私に啖呵きった子だ・・・なんでなの? 凌くんに誘われて、断る女なんていないよね。 そこで何を話しているのか、聞こえなかったけど、想像できた。 「用事ができたから、ごめんね・・・」でしょ? きっと、私が用事の相手だと、思うんだろうなぁ。 うわっ! また、面倒なことになるのは、ごめんだよー・・・ と見ていると、ひらひらと手を振りながら、私のほうへ戻ってくる。 で、彼女のきつーい視線が私に突き刺さる・・・。 またかぁ。 でも、これって昨日の続きなの? 私のためなのかな? 本人はいたって、普通に、それ以上にご機嫌で・・・。 「さ、用事がすんだから、行こう・・・。」 何事もなかったかのように、私の手をとり、歩き始める・・・。 「あーぁ。また、嫌われちゃったかもね。私はなんにもしてないのになぁー。」 凌「そうかなぁ?誰も、嫌ってなんかないじゃん。彩、可愛いし。」
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