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どこかで見たことあるかも、
あ、昨日、小次郎くんに告白してた子の友達・・・
私に啖呵きった子だ・・・なんでなの?
凌くんに誘われて、断る女なんていないよね。
そこで何を話しているのか、聞こえなかったけど、想像できた。
「用事ができたから、ごめんね・・・」でしょ?
きっと、私が用事の相手だと、思うんだろうなぁ。
うわっ!
また、面倒なことになるのは、ごめんだよー・・・
と見ていると、ひらひらと手を振りながら、私のほうへ戻ってくる。
で、彼女のきつーい視線が私に突き刺さる・・・。
またかぁ。
でも、これって昨日の続きなの?
私のためなのかな?
本人はいたって、普通に、それ以上にご機嫌で・・・。
「さ、用事がすんだから、行こう・・・。」
何事もなかったかのように、私の手をとり、歩き始める・・・。
「あーぁ。また、嫌われちゃったかもね。私はなんにもしてないのになぁー。」
凌「そうかなぁ?誰も、嫌ってなんかないじゃん。彩、可愛いし。」
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