5、土曜日

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しばらくして、 目を開けた凌くんに 「起きたの?」と声を掛ける・・・。 「いてくれたんだ。帰ったかと思ったのに・・・。」 そうかもね。 何、好き好んで、寝てる人といるんだか。 馬鹿みたい と思いつつ、 すこしぶっきらぼうに、 「予定ないから、本読んでたんだ。でも、邪魔なら帰るけど?」 凌「いや。側にいてよ。でも、もう少し寝かせて。」 というと、再び彼は目を閉じた。 それから、数時間、目を開けることはなかった。 小説を1冊読み終えると、 もう、7時だった・・・。
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