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凌「充電完了だわ。ありがとな。で、お礼に何所か行こうか?」
「えっ。いい、いいから。私もゆっくり読書できたしね。」
「なんで、俺と歩くの嫌なわけ?好きなやつでもいるのか?」
と困った顔をする・・・。
「うーん。面倒は嫌なんだ。凌くん、目立つしね。一緒にいると視線が痛いかな。」
と私も困った顔をした。
ましてや、友達の好きな人、一緒にいることで誤解されたくない。
「そうだよな。怖い目にもあうしね。でも、なんだか、彩と一緒にいるとなぜが落ち着くんだ。でもって、抱いて欲しいって言わないし、安心して寝れるしね。」って、
「はぁ?平気な顔して、ブラックジョークは勘弁してよね。そういうの、かなり苦手かも。」
たぶん、彼の本音であろうことはわかっていたけど、経験のない私には、何をどう答えていいのかわからなかった。
できるだけ、平気な振りをするしかなかった。
くすくすっと笑うと、
「彩は、おりこうさんだね。だから、ごほうびだよ。」
と私の手を引っ張り、店内をでた。
あぁー。
凌くんには、かなわない。
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