1745人が本棚に入れています
本棚に追加
タクシーに乗ると、どっと疲れがでた。
わけわかんないなぁー。いつも、振り回される・・・でも、嫌じゃない。
私のこと不思議だって言うけど、もっと、不思議なのは、凌くんだわ。
ポケットに手を入れると、
あ、携帯切ったままだった。
電源をいれると、すぐに和音からの着信。
「ごめんね。ちょっと、でられなくって・・・。」と、嘘をついた。
チクン、胸が痛い。
「いいの、いいの。昨日のこと、もう大丈夫かと、思ってね。で、凌くんと・・・と話し続ける・・・。」昨日、あれから、あったこと、
そして、二人で過ごしたこと・・・。
「うんうん。よかったね・・・。」と、答えながら、胸が痛かった。
彼が眠たかった訳も、・・・抱いてって言わないからなぁー・・・。
という呟きも・・・
「ごめんね、和音、ちょっと、急ぐから切るわ。」と、電話を切った。
タクシーから降りると、涙が出てきた。
もしかしたら、私も彼のことが好きなのかもしれない・・・。
でも、友達が大好きな人なのに・・・
彼女もいるのに・・・
なのに、他の女と寝るような奴・・・
涙が止まらなかった。
最初のコメントを投稿しよう!