6、偽りの心

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翌日から、また、凌くんに会わないように、一つ早いバスに乗り、学校へ出かけた。 いつもと同じ日常に戻るだけ・・・。 忘れよう・・・ 何もかも、なかったことにしたい。 そう、思っているのに、和音からは、 何度もメールが入る。 帰りに「『コーナー』で、待ってるとのこと・・・。」 行きたくない、 和音にも、 凌くんにも、 会いたくない。 誰にも・・・。 「今日は、行けないから・・・。ちょっと、忙しいの」とメールを送る。 翌日も、 その次の日も・・・。
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