8、初彼

3/13
前へ
/307ページ
次へ
真剣なまなざしが、痛かった。自分の気持ちがわからない・・・ でも、あの人は好きにはなってはいけない人・・・どこからか、心の声がする。 気が付けば、 「お願いします」と言っていた私。 「やったー」と、抱きしめられる。 「キャァー」と声を上げて、離れる・・・ 「ごめん。嬉しかったから、ついつい。でも、嫌なことはしないから、彩がいいって、言うまで待つからさ。でも、手ぐらいいいだろ?はい、握手!じゃ、今日から、かれ・かのということで、よろしくな!」 そっと、手をだすと、ぎゅっと握り返してきた。
/307ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1745人が本棚に入れています
本棚に追加