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カラーン。
日曜の昼下がり、たくさんの人が集まっていた。
みんな暇?
部活帰りで制服の人もいた・・・。
コーナーにつくと、小次郎くんは真っ先にマスターのことに行き、私と付き合うことになったと報告した。
周りにいた人から、「おめでとう・・・」
「やったなぁ」と、声がかかる・・・。
私も「ありがとう・・・」と答えた。
マスターが側に来て、耳元でそっと、ささやいた・・・
「彩は、これでいいのか・・・。」
私は答えなかった・・・
聞こえないフリをした・・・
マスターもそれ以上、何も言わなかった。
たわいもない話に、笑い転げながら過ごす時間が楽しかった・・・。
しばらくして、えーちゃんがやってきた・・・
「彩。小次郎と付き合うんだって・・・・」
と、息を切らしながらの第一声。
「うん。」
英治「俺も嬉しいな・・・また、彩と遊べるね。」
と笑うと、
小次郎くんが「おれの彼女だからなぁー」
と、こつんとえーちゃんの頭を小突く・・・。
そんなやり取りも、嬉しい。
これで、良かったんだよね。
誰も、傷つけない・・・
これが一番だよね・・・。
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