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「なに、さっきから話してるの?楽しそうジャン」と小次郎くんがやってきた。
「別に・・・。ね!」
と凌くんは、私に同意を求めると
そのまま、
「すこし散歩してくるわ・・・」と店を出て行った。
私「ねぇ。凌くんの彼女に会ったことあるの?」
小次郎「彼女は、高校違うからね。中学のときの同級生だよ。・・・あんまり出てこないしね。一度、あいつの家で会ったくらいかな?とっても綺麗な子だけど、おとなしい、控えめな感じだったなぁ~。なんだか、あいつの彼女っていうイメージではなかった。」
私「そうなんだぁー。なんだか、さっき寂しそうに見えたから、なんとなく気になってね。」
小次郎「あいつといれば目立つし、この間みたいにいろいろ言われたりするだろ・・。それから、守ってるんだろうなぁー。それに耐えられるような子ではなさそうだしね・・・。でも、一緒にいたいのかもな?
毎回違う女連れて歩くのは、特別な女がいるから、2度も3度も他の女と会わないっていう、あいつなりの彼女への優しさだと思ってるんだけどね。」
私「ふ~ん。でも、彼女の気持ち考えたら、ちょっと。。。私は嫌かも・・・。」
小次郎「俺はしないよ。彩がいなくても、他の女とは歩かないよ。」
私「ありがとうね・・・」
といたずらぽく顔を覗くと・・・
小次郎「信じてないなぁー」と困り顔・・・。
くすくす・・・
「小次郎かわいねぇ~。困った顔が最高!!」
小次郎「ば~か。焦らすな。」
笑いが止まらない・・・
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