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お気に入りの黒のショートのフレアスカートに、
タートルネックの黒のTシャツ、黒いレースのボレロ。
いいんじゃなーい!?
長い髪をそのままにして、メイクは、いいか。
どうせ汗かいちゃうもんね。と、アイメイクのみ、サラッと。
まだ、時間には早いし・・・。
ウインドーショッピングでも、しながら行こう。
あの服かわいいなぁ。
ショウウインドウを覗いていると、
「彩」
ガラスの中に凌くん?
私「ひさしぶり。元気してたぁ?」
凌「あぁ。でも、寝不足・・・・」
「今日は、つきあえないよ。凌くんも行くんでしょ。」
「あぁ。とりあえずはね。」
私「ふーん。なんか、あったの?」
不機嫌そうな顔の凌くん・・・。
いつもの凌君らしくないかも・・・
「とりあえず、一緒に行こうよ。小次郎くんと待ち合わせてるし。」
凌くんの腕を引っ張るように歩き出す。
「なんか、いつもと逆かもねぇ。重いからちゃんと歩いてよ」と笑いながら歩いた。
凌くんの冷たい手に触れると、ドキドキした…
でも、そんな気持ちを振り払い、ただ、歩いた。
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