忌むべき、離脱
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忌むべき、離脱
闇。その奥に、一筋の光。『何故だ?何故闇を拒む?―我々は本来闇の中にあるべき存在…光の中では生きてはゆけぬのだぞ』 光の淵に佇む柳髪の美しき男に、その王は云う。 「仕方がありません」柳髪の男は云った―「愛してしまったのですから。―」 一時の沈黙- 「人間の女を」
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