□第1章□

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「ああ、そうだっ 瑠輝?ちょっと」 ?何だろ… お母さんに呼ばれた私はリビングから、お母さんのいるダイニングへと足を運んだ。 ……Σハッ 嫌な予感。 非常ーに嫌な予感がする…! お母さんのあの顔… 企むような笑み… 「あー…っと… 私、寝る!とゆーことでっ」 ダッ ガシッ ……… 「る・き・ちゃん?」 「ひい!」 今の“ダッ”が私の逃げ出す音。 “ガシッ”がその私を見事に掴まえた母の音。 「瑠輝ちゃん、なんで逃げるのかなあ…?」  
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