📱運命の電話📱

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それは7月中頃 運命の電話は鳴った ラウンジを経営していた私はその日 女の子の相談を聞くため 営業終了後に居酒屋へ行き 帰宅したのがam5:00だった シャワーを浴び 青汁を飲みながら 軽くその日の売上をまとめ 疲労感たっぷりのまま ベッドに入る そして睡魔に身を任せ 半分夢の中を漂っていた am6:30 ピリリリ⚡ピリリリ⚡ 普段はマナーモードにしてから眠りにつくのに 今日はすっかり忘れてた 最大音量で鳴り響く携帯 「はぁ〰⤵・・・びっくりしたぁ」 寂しく独り言を言いながら携帯を手に取り 画面を見ると 【宗次郎】 8年前 まだ私が18歳だった頃に付き合っていた 大昔の元カレ 宗次郎とは別れた後も連絡を取り合っていて お互い良い相談相手といった感じだ 宗次郎は私と別れてすぐ 上京して ヘアメイクの専門学校へ行き 一度も帰省もせず修行に励み 念願の芸能界のヘアメイクアーティストとして活躍している そして2年前 『陽菜‼俺、ハルトの専属になる事になった‼』 と電話で報告があって以来だった
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