ヘルス嬢  あゆみ

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最初についてくれたホストなんか覚えてない。 3人目についてくれたホスト、それが悟だった。 悟は他のホストみたいに笑わせて騒いで飲ませるだけじゃなかった。 私からなにか感じたのか一言目にいきなり。 「なんかあったの?」って聞いてきた。 私は何故か見下しているはずのホストに今まであったこと、それが原因で今日家出してきたことを話した。 帰る所がないことも、そしたら悟はホストとして聞いてはいけないことを聞いてきた。 「それで仕事は?」 たぶん悟は気付いていたんだと思う。 私は一緒固まった、でも少しして本当のことを話した。 「あんま言いたくないけどヘルス」 「そっかぁ、でもそっちの寮とかは条件あったりしてだるいから嫌なんでしょ?」 図星だった。 そのあと悟は忙しかったみたいで、違う席に行っちゃった。 もう少し悟と喋りたい。 時間を潰すために来たホスト。 付き合いで何件か行ったことあるけど、この感覚は初めてだった。 初めて場内指名を入れた。 少しして悟は来てくれた。 「場内ありがとう!どうしたの?いきなり呼んで笑」
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