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「なんかもう少し喋りたいと思ったからさ忙しそうなのにごめんね」
「いやすごい嬉しいよ。つか別に忙しくないし、あれいきなり来た細客だから。」
「そういうこと言うと聞こえるよ笑」
「平気平気。つか今日どうするの?どっか泊まるとこ決めた?」
「まだ決めてないんだけど、今日は満喫かな。」
「だったら…もし嫌じゃなかったら俺の家きなよ。一人暮らしで寂しいし。」
この時、悟の考えていた真実はなんだったんだろう。
今でもわからない、もう一度もし会えるなら聞きたい。
こうして私は、見下していた、それもその日初めてあったホストの家に住むことになった。
見た目でも会話でも気付かれないけど私は実は中国人のハーフなんだ。
それもお店中で悟に話した。
このことを打ち明けると、それまで仲良くしていた友達が離れていったりもする。
だいたい一瞬会話がとまる。
なのに悟はかんぱついれずに「だからなんだよ」って言ってくれた。
言い方は少し乱暴だけど、今まで辛い経験してきた分嬉しかった。
書ききれないくらい、悟の人間的な魅力に引き込まれていった。
わずか1日で。
だからかもね
まだ忘れられないのは
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