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就斗、徹、沢木、岡田は、練習を始める。
彼等の受験は、赤羽大付属のセレクションだ。
赤羽は、特待生選手と推薦選手を取らない。
理由は、松垣(まつがき)監督の指導で、万年ベスト8だったチームを全国に導いた。
その指導は、ポジションごとに最強の選手を育てる。
FMなら、エースストライカーと、ポストプレイヤー。
MFなら、パサー、マンマークのスペシャリスト、司令塔に、ドリブラーだ。
DFは、巨漢センターバックと、キャプテンシーのある選手……そして、最高のスピードを誇り、体格に恵まれてるサイドバックだ。
あとは、完璧なゴールキーパーだ。
そして、控えは、色んなポジションを器用にこなせる選手達……
これが、約12年…選手権、インターハイ、国体、新人戦のいずれかの全国大会に出場する……常勝高校…赤羽大付属の方針だ。
そして、4年前…選手権制覇をやってのけたのだ。
それから、中学やユースの名選手が集まる。
しかし、松垣監督は1学年20人で十分という考えが起きた。
それから、約3年はセレクションを始めた。
監督と、コーチが決めた、最強の20人が赤羽のメンバーになれる。
しかし、それに残るからレギュラーになれるかは、分からないのだ。
先輩や後輩…同年代の中から……11個のポジションを奪い取るために…
だから、才能のある選手も努力する。
それが、常勝赤羽の一番の強さだ。
そして、就斗達は、その名門に入るために練習を開始した。
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