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湊「広い…………」
社長室の中を見て、俺は唖然としてしまった。
都子さんは前にある豪華な机の側にある椅子に腰をかけていた。
都子さんの周りには、明らかに高そうな壺、ソファー等があった。
周りに高い物があると妙に緊張してしまう。
そんな様子を横で見ていた里沙は、何故かクスクスと笑っていた。
都子「何してるの?早く来て」
都子さんは、俺に早く来いと手招きしていた。
俺と里沙は足早に都子さんのところに行った。
里沙「すみません~。遅れてしまって」
里沙は口から少しベロを出し、都子さんに謝っていた。
里沙「社長?どうしたんですか?」
都子さんが俺をジィ~と見ながら、黙りこんでしまったことに不思議そうな表情を浮かべながら里沙は都子さんに言った。
都子「……あぁ、えっと。合格かな」
顔がほんのりと赤く染めながら、都子は言った。
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