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私は35歳の平凡な主婦。
子供も二人いて、恋愛なんて異次元の世界である。
バイト先で彼、浩一くんだけは話しやすく一番の仲間だった。
「あれから元気にしてた?また一段とかっこよくなったね!結婚したとか?」
私は一気に聞き出した。
「成美さんこそ、セレブな雰囲気になったよね!毎日が充実してるのかな?
ぼくの方は結婚なんてまだまだ先ですよ。失恋ばっかり。」
まだ独身だ!心の中で飛び上がる自分がいた。
「こんないい男をほっとくなんて、世間の女は見る目がないね。私が後十若くて、独身だったら浩一くんに声かけちゃう!」
――何言ってんだか…。走り過ぎだ。自分…。――
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