―・好き・―

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「それじゃ… また明日ね」 「うん。 じゃあね佐藤さん」 私は幼馴染みに 別れを言って教室から出た。 ``佐藤さん''かぁ―… 胸が痛んだ…。 小林誠吾―。 私の幼馴染みだ… 五歳の時から ずっと仲良しだった私達。 中学の時もいつも一緒。 帰る時もいつも一緒。 そのせいか私達は周りから いつも冷やかされてた。 私はいつも否定していたけど 誠ちゃんは違った。 周りから冷やかされてる時は いつも私の肩を引き寄せて 『コイツは俺のモノだから 手ぇだすなよ!!』 いつも笑いながら言ってた。
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