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なんとか終電間に合った…部屋に入るといい香りがした
シガー…?
コブラだった
『ただいま、コブラはシガー飲むの?』
『うん、タバコは吸わないけどコイツははなせない。嫌い?匂いとか』
『全然。むしろ好きな香り』
『ごはん、そこにあるから。疲れてるね』
『ありがとう』私は料理を温めると無言で食べだした
コブラは無言でスープを温めて出してくれた
疲れたとかじゃなくて…久しぶりに主税とやりとりあったり、話ししたから私は正直辛かった
こんなに未練あるなんてと悔しい気持ちだった
ひどい喧嘩だった。仕事もプライベートもないくらいの口喧嘩
私は泣きながら食べてた
コブラはそんな私を黙ってみてる
そのほうがありがたい
下手に同情されるのはごめん
食べ終わり私は食器を片付けていた
『明日のお弁当のリクエストは?』とコブラが言った
『今日と同じでいい…』
『リリィ、早くお風呂入ってきなよ。俺もう入ったから。先寝るよおやすみ』と自分が持ってくたブルーのタオルケットに包まってる
私はバスタブを見て驚いた、花びらがたくさん浮かんでいたから…
余計泣けるじゃん…コブラのバカ!
私はゆっくり浸かり、足を揉みほぐした
パジャマに着替えると、朝までぐっすりだ…
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