OH!キャデラック

7/11
前へ
/53ページ
次へ
『今日から朝は俺送っていくから』とコブラはパンを食べながら言った 『やだよ!あんな車で会社まで!』 本気でやだやだ! 『朝だけだから。一つ手前の駅から歩いて行きなよ。やだろ?痴漢』 『うん…』 てかあの車両でのあの私の恰好みた人達…吹き出してるだろな…そんな目で見られるのか、キャデラックでしばらく送ってもらうのがいいのか? 私はピンクのキャデラックを選んだ 後ろの座席に隠れるようにのって、会社の手前の駅でおろしてもらった 『サンキュー、コブラ』 『愛してるよ、リリィ』 バカか…しばらくの我慢だ…私は足早に会社に向かった 今朝は早く着いたから、資料の点検したり、皆の机を拭いたりした たまにはいいでしょう。まだ誰も来ていない、この部屋が広く見えた
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1265人が本棚に入れています
本棚に追加