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いつからだろう君が泣くのは
いつからだろう君が笑わないのは
君の笑顔は僕が守ると決めたのに
君は以前(むかし)のようには笑わない
いつも泣いてる君を抱き締めて“泣かないで”と囁いた
けれど君に『声』は届かない
染めたかった色は愛色で今の君は藍色で僕の思いは届かない
いつからだろう僕の声
いつからだろう僕の思い
君に届かなくなったのは
気が付けば君の隣に僕は立ち
君をそっと見つめてた
“どうして一人にするの”
“なんで私を置いてくの”
君が繰り返す言葉に覚えた違和感
“僕はここにいるよ”
“君の隣にいるんだよ”
僕が繰り返す言葉は君に届かない
そしてようやく思い出す
僕の時間は止まってた
以前は愛色に染まってた
君は今は藍色で
なきはらした瞳が痛い
“泣かないで”
“ここにいるよ”
君が気付くまで囁くよ
“僕はずっとそばにいる”
君が僕に気付くまで
君の隣に立っている
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