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「とにかく、別に戦わなくてもファンタジーにできるんだよ」
「どうやってだ?」
「たとえば、さらわれた人の側で書くとかさ」
そういえば助けられる人オンリーの小説って見た事無いな。
「戦ってもすぐ殺されるだろ…」
本当に君は戦うのが好きだな。
「だから何でお前はそうやって…まあいい、その人は敵の暮らしを見ているうちに、本当にコイツらは悪いのだろうか?とか考えたりさ」
「弱い者には優しい魔王だった!とかですね」
本当に強い魔王はそうだと思う。
「最近はクソ強い主人公に倒される魔王が多すぎる」
1撃は無いよな。
「あれは魔王が悪いからだろ?」
世界を征服するとかなら悪いが。
「いや、主人公によって世界が滅ぶのが恐ろしくて仕方なく戦ったんだと思うぞ」
「最強の主人公は、それに気がつかない馬鹿なんですか…」
世界を破壊して再生する魔法をポンポン使う主人公は馬鹿だよな。
「中には頭がイっちゃってる主人公と魔王もいるけどな、それは相打ちにでもなれば良いと思う」
でもどうせ主人公は生きてるだろうけどな。
「もう帰ってくんな!ですね」
まったくその通りである。
「お前らヒドいな…」
「ちょっと話が脱線したが、主人公を決めよう」
主人公は俺達ナレーターだ!
「はい」
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