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大きな雲がある。
夕暮れに染まりきらず
グラデーションが美しい。
そこから見ると
人がとても
小さく見えた。
建ち並ぶビルでさえ
積み木の様だ。
遠くには
地平線。
後は、
漂う雲と
赤い太陽。
今は何時だろう?
本当に
夕暮れなのかな?
朝焼けにも
見えてくる。
方向さえ
認識し忘れた。
漂う雲。
いつしか下は
景色を変えていく。
太陽は変わらず赤いまま。
大きな音と共に
機械な鳥が飛んでった。
切り裂かれた足元の雲。
落ちて行く僕を
誰が止めるのだろう。
ここはまるで
雲の上。
大きな身体と腕に
包まれて眠る。
ゆらゆらと
ゆらゆらと、
揺られながら
温度を感じてる。
ポカポカ暖かい
太陽の様に。
目を開けて
「ありがとう」
それを 言うだけ。
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