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四天宝院財閥の現当主の姉。
そして豊葉の生徒会の元会長で、昔俺を抱いてくれた事のある人なのだ。
「優斗君に顔付きが似てきたわね」
「いや…あの…どうしてここにあなたが?」
「天王寺財閥の将来の事について相談を受けてね」
「そうなんですか…」
「勝手に話を進めないでもらいたいな」
幹靖さんの怒声が多い混じった声に俺達はそちらを向く。
「誰が何と言おうと恵には家を継いでもらう。これは決定…いや、確定だ」
「だからそんなのじゃ彼女が保たないわよ」
「いくらあなたが何と言おうと…」
「ふざけんなよ!」
あまりにも腹がたったから俺はテーブルを力強く叩いてしまった。
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