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「それもそうだな。あの時何もしないと誓われた時はどうしようかと思ったが」
「ああでも言わないと連れて行ってくれなかっただろ?」
「違いない。だから未来ちゃん。これからも面倒を見てやってくれ。根は悪い奴じゃないからさ」
父さんがそう言うと未来は頬を染めながら頷く。
根は悪い奴じゃないて。
俺は暴れん坊じゃないぞ。
外食を終え俺達は家に帰る。
ちなみに金がないので父さん達と一緒に住んでるのだ。
部屋には俺と未来だけ2人きり。
ベッドに横になると未来が足下に座って来た。
「どったの?」
「別に。ただ座ってみただけ」
相変わらず素直じゃなかった。
「そっか。じゃあ風呂に入って寝るとするよ」
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