求める者

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どうやらお客さんが居るらしい。 先に居間に入っていく桜と雅。 すると驚いたような声を上げていた。 「お爺ちゃん!?」 「お爺様!?」 「え?」 驚いたのは俺もだった。 なぜならそこに居たのは老いた男性1人だけ。 なのに2人はお爺さんと呼んだ。 「元気そうだな、2人共。安心したよ」 「ちょっと待ってくれ!」 俺がそう言うとみんなは俺に向いた。 「どういう事だ? 2人のお爺さんなの…か…?」 言葉と同時に俺の頭に電流みたいなのが走る。 俺は昔…この人に会った事がある? 「…桜雅君かね?」 老人の言葉に椿さんは頷く。 そして俺に歩み寄ってきた。 「すっかり大きくなって…優斗君に似てきたな」
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