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「一体どういう意味だって顔をしているな。きっかけは昔会った時だよ。君が言ったんだ」
そして思い出した。
「自然に囲まれた町を作りたい…」
「そう。当時私には膨大な土地があった。それを国に譲り木々や草花を植えこの町が出来上がったのだ」
「そうだったのか…」
「だから君の発言で町が作れたんだよ。だから君が作ったんだ。優斗君もそれを知っている」
「つまり…父さんはここに来させて昔の俺にさせようとしたのか…友達とふれあい、あなたに出会わせて…」
「かも知れないな。君はすっかり変わってしまったようだから」
「俺は…俺は…!」
「人間は変わる生き物だ。だから生きていける」
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