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「ははっ……。奈央らしいね?…奈央って賢いのにそういうとこ、適当だよね?」
さすが奈央といった様子で、私は汰貴に言った。
「まぁな?」
汰貴もそう思ってた風な笑顔を私に向けた。
「はぁやーく!!」
突然、私達の前から声がした。
「あ…。ごめんごめん。汰貴っ食べよ!!」
「おう。」
「俺には言わねぇのかよ……」
陵を無視して、汰貴とメロンパンを食べ始めた。
汰貴は家がお金持ちだけど、お昼はいつも一緒だ。
汰貴は、家の豪華なランチより私達とワイワイして食べるお昼の方を選んだ。
それを、汰貴の両親は許した。
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