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陽奏はゆっくり目を開く。
そしてもう一度階段の下を見た。
あたしは…
「思い出さなくてはいけない…」
真実を知らなくてはいけない。
何かが隠されている…
それを知らなくてはいけない…
「とりあえず戻ろう…日も落ちてきたし…寒くなってきた。」
振り返り立入禁止のテープを潜ろうと屈んだ時、目の前が歪んだ。
ぐにゃり…目の前の景色が歪み、体が後ろに傾く。
落ちる一一一…!
そう思った時、あたしはまた気を失った。
誰かが呼び止めてくれたことなど知るよしもなく一一一
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