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どんな理由にせよあたしは総太郎さんのお母さんが苦手だったので早々に本題に移らせてもらう。
「あの…あた、…私はどうしてここに…?ここどこなんですか?」
「ここは田宮家ですよ。」
た…田宮家?
あたしはいつの間に総太郎さんの家にいたの…?
「あなたは家の階段から落ちて気を失ってしまったのよ。それでとりあえず総太郎の部屋に寝かせておいたの。」
「そう…だったんですか…」
あたし…思い切りご迷惑をおかけしちゃってるよ…
一一一…スー…
また襖が開く音がした。
今度は知らないおじさんがいた。
「お話し中すみませんが…」
「あらあら。
ではゆっくりしてらしてね。」
「あ…はい…」
そして総太郎さんのお母さんは初め入って来たように綺麗に部屋から出て行ってしまった。
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