記憶の断片

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  …パシン 知らないおじさんと総太郎さんのお母さんが出て行ってやっとあたしは深く息が出来た。 「大丈夫?疲れた?」 「あ…大丈夫。」 さすがに本人の前で『あなたのお母さんと話すと疲れる』なんて言えないわけで… だからあたしはあえて平気なフリをすることにした。 「ところでさっきのおじ様…お母さんの知り合い…?」 「さっきの…? …あぁ、刑事さんだよ。」 一一一け…刑事さん!? 「え!?どうしてここに!?」 「一一一」 いきなりのことに慌てふためいていると総太郎さんは少し驚いていてその表情を見てあたしは不思議になった。 .
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