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「しばらく…というかこの事故が調べ終わるまでこの家にいてもらうけど…家の方大丈夫?」
「…大丈夫。」
あたしも謎が解けるまでは、記憶が戻るまでは…このまま何度でも通い続けるつもりだったので泊まるという結果は逆に好都合だ。
「…とりあえず少し歩いてきてもいいかな…?ずっと寝てたから体が痛くて…」
「いいけど…気をつけてね。」
「うん…」
「もしも具合悪くなったら誰かに言って。部屋用意しとくから。」
うわ~…なんでもしてくれる…
「あ…ありがとう…」
そう言って着ていた浴衣を適当に直し、上からカーディガンを羽織って総太郎の部屋を出た。
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