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傘月
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私はあの三月の雨を忘れない…
冷たい粉雪が雨に変わってく二人出逢ったのは偶然だったの?
気がつけばいつも理想と現実 境界線はもう無くなっていた
アタシ達って回りから見ればどんな風に見えてるの?
ついていけないけど「惚れた弱み」なんですか?
三月の雨は私に降り注いで涙との区別さえもつけられない程に
繰り返す日々に想い寄せて焦がれて 何時まで待てばいいの壊れそうだから
教えて…
冷たい眼の裏で時折見せる笑顔も今はもう忘れたいから…
アタシのことあなたから見ればほんの小さな存在でしょ
分かってるけど「そんなこと無い」と言って
悲しみの雨はまだ降り止まないからもう少しだけそばに居ること許して
あなたが思うほど人は強く無いからこのまま朝が来ないで欲しいと願った
バカだね…
今さらながらこんなに辛いならばいっそ出逢わなければ良かったなんて
溜め息ひとつ零して心の窓曇らせないでどうかこのままで
何処へも行かないで
三月の雨は私に降り注いで涙との区別さえもつけられない程に
繰り返す日々に想い寄せて焦がれて 何時まで待てばいいの壊れそうだから
教えて…
朝の光りに怯え全てを呑み込んで
あの日々にはニ度と戻れない
傘を持たずに彼は部屋を出て行った
春の風優しく頬をつたう
冷たい眼の裏で時折見せる笑顔も今はもう忘れたいから…
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