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叫びたいほど悔しくても
唇噛み締め生きなきゃいけない
頑張るのは誰かじゃなく
俺なんだ
先の見えない未来が見えて
正直言うと怖いんだ
でも最後に考えるのは
いつも君の事
いつか話していた夢だった
割れたガラスみたいに散らばった
少しの間の空虚感
何かに没頭しなきゃ
やってられなかった
衝撃的で涙も出ない
失ったのは一つの道
いくつも延びる道のなかの
たった一つの太い道
哀しくなるほど不甲斐なくても
それを悔やんでる暇すらくれない
全部が潰れたわけじゃないけど
何もない未来なんてできれば
考えたくなかったのに
勝手に浮かんでくるのは
負のイメージばかり
強がる僕に君は何度も問う
「大丈夫?」
その言葉にすがりつきたくて
弱音を吐きそうになって
叫びたいほど悔しくても
唇噛み締め生きなきゃいけない
頑張るのは
今からでも間に合うかな
少し見えた理想の未来
本気で追いたくなったから
自分の力で叶えたい
最後は笑って
終わりたい
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