⑦しばしの別れ
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「サチちゃんと、町子ちゃん。お姉ちゃんの友達……」 「…………」 私がそう言うと、正造お兄ちゃんは目をパチクリさせていました。 「どうしたの?」 「お姉ちゃん……?」 「うん……?」 正造お兄ちゃんは、訳の分からないという顔をしていたのですが、隣にいた弘治お兄ちゃんは必死に声を押さえながら笑っていました。 そして、弘治お兄ちゃんは言いました。
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