①夏真っ盛りの日に

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「京子ちゃんは、みんなから大切にされとるんじゃね」 アキおばちゃんが、横から言いました。 そんな会話をしているうちに、外の様子が変わり、 「警報解除!!」 誰かが、そう叫びました。 それは、7時31分のことでした。 三郎さんが、時計を見て言ったので間違いありません。 警報がだされたのが7時9分でしたから、たった20分間でした。 「B―29は、もうどっか行ったんじゃね」 私は、そう言いました。
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