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「そうじゃね、まだ元気でおらんとね。孫の成長も見んといけんじゃろうて」
私はそう言って今日、一緒に来ている孫の、海斗を見た。
孫は他にもいるが、海斗は今日一緒に来た私の三女・真衣が生んだ、息子なのだ。
「海斗、おばあちゃんがもし、いなくなったらどうする?」
「嫌だよ! そんなの! いなくならないで!!」
私の質問に答えた、海斗の言葉を聞いたら安心した。
「海斗は、おばあちゃん大好きだもんね!」
娘の真衣が、そう言って海斗の頭を撫でる。
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