モノクロの部屋

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目の前からケイはいなくなったようだ 呆れたかな? ほら みんなそう 笑ってないわたしなんて価値ないんでしょ? わたしだって 人間だし 傷つくんだよ? ねえ わたしだって・・・・ 目に涙をためた私の視界にケイの手がうつる 「ごめんな。包帯なくて・・・」 そういって悲しそうに笑い 私の腕に一枚一枚 バンドエイドを貼っていった たくさんのバンドエイドでわたしの腕が包まれる あまりの量とおかしな見た目にわたしも笑った 「あい。お前いいやつだな」 とケイは優しく笑った わからなかった いいやつはあなたでしょ? ケイは構わず楽しそうに焼酎をあけた
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