494人が本棚に入れています
本棚に追加
目の前からケイはいなくなったようだ
呆れたかな?
ほら みんなそう
笑ってないわたしなんて価値ないんでしょ?
わたしだって
人間だし
傷つくんだよ?
ねえ
わたしだって・・・・
目に涙をためた私の視界にケイの手がうつる
「ごめんな。包帯なくて・・・」
そういって悲しそうに笑い
私の腕に一枚一枚 バンドエイドを貼っていった
たくさんのバンドエイドでわたしの腕が包まれる
あまりの量とおかしな見た目にわたしも笑った
「あい。お前いいやつだな」
とケイは優しく笑った
わからなかった
いいやつはあなたでしょ?
ケイは構わず楽しそうに焼酎をあけた
最初のコメントを投稿しよう!