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トントントントンという音を発てながらワタクシねぎを切っております。
「…んにゅ……ふぇ…?」
瑠璃が起きたのか、リビングからそんな声が聞こえてきた。
「…あれ…?……お兄ちゃん……どこ?」
「俺はここだぞ。」
作業を一旦中断し、瑠璃に顔を見せる。
「あ……」
俺の姿を視認するなりトテトテ寄ってくるマイラブリトルシスター。
「…ぎゅう…!」
言いながら抱き着いてきましたよ…
どんだけ可愛いんですかコンチクショー。
「お兄ちゃん…朝ご飯作ってるの?」
「うん、そうだ。」
「瑠璃も手伝う…!」
「じゃあその前に顔洗っておいで?」
「うん…!」
パタパタと洗面所まで駆ける瑠璃を見送り、みそ汁にねぎを入れると朝食が完成してしまった…
……ごめんな瑠璃…
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