第2章

2/7
前へ
/30ページ
次へ
「緋紗菜ー―――!!!」 おかあさんの呼ぶ声がして 私は部屋からでて一階に降りた 「なにー??」 下に降りた私は おかあさんにそう問いかける 「今日の夜 あなたに『月夜の儀式』をやるから 準備なさい」 緋紗菜 「…! そう…ついに私もやる時がきたんだ」 ――月夜の儀式―― それは 戦国時代の 織田上総介信長様の愛した人の 生まれ変わりかどうかを見極める儀式 この家に生まれたからには 必ずやらなければならない儀式 もし 生まれ変わりだったなら 巫女の上 つまり姫巫女をやらなければならない という決まりだ
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加