20人が本棚に入れています
本棚に追加
「緋紗菜ー―――!!!」
おかあさんの呼ぶ声がして
私は部屋からでて一階に降りた
「なにー??」
下に降りた私は
おかあさんにそう問いかける
「今日の夜
あなたに『月夜の儀式』をやるから
準備なさい」
緋紗菜
「…!
そう…ついに私もやる時がきたんだ」
――月夜の儀式――
それは
戦国時代の
織田上総介信長様の愛した人の
生まれ変わりかどうかを見極める儀式
この家に生まれたからには
必ずやらなければならない儀式
もし
生まれ変わりだったなら
巫女の上
つまり姫巫女をやらなければならない
という決まりだ
最初のコメントを投稿しよう!